吉岡心平のマーク

タキ44000形44521

私有貨車

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タキ43000形
タキ45000形

 番号
[ロット表]

タキ44203

 ページ
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特別編455
特別編457

●積荷
●構造

入口


 新年早々「友有来遠方」と相成り、近場の貨車・コンテナ巡りをしたのだが、その時撮った出来立てホヤホヤの写真を紹介する。何を隠そうこのクルマこそ、連綿と続くタンク車の歴史の中で、最後に新製された石油類専用車なのだ。

 タキ44000形は43トン積石油類専用車で、昭和42〜57年に170両製作された。メーカーは何故か日車独占であった。

 タキ44521は昭和57年10月製の44507〜21からなる15両ロットのラストナンバーである。
 フレームレスによる極限設計を特徴とする43系タンク車は、保安度の視点からは不満足となり、昭和49製の黒塗りタキ43000形を最後に新製が中止され、増備車はフレーム付に戻ったタキ40000形となった。 ところがオイルターミナルは輸送効率の面で43トン車の増備を熱望したため、

昭和57年、8年振りに新製が再開された。こうして誕生したのがタキ43000形45両と本形式15両の計60両で、タキ44000形では最後の作品となった。なお本形式は0/100/500番台の3つに区分され、500番台は北海道向を意味していたが、今回の増備では何を血迷ったか、最大番号の後に付番したため、500番台の続番となった。

 タンク体は耐候性高張力鋼製で、衝突時の鏡板破損の可能性を下げるため、鏡板を扁平にすると共にタンク体を太く短くした。このため半楕円型鏡板がスマートだった在来車に比べ、全体にずんぐりとした印象が強い。

 所有者は日本オイルターミナルKK・常備駅は宇都宮貨物ターミナルであった。その後、常備駅は南松本・西上田の各地を転々としたが、現在は古巣の宇タに戻っている。


タキ44000形44521の写真

【写真1456】 タキ44000形44521 平成16年1月2日 川崎貨物駅にて P:吉岡心平

実物ではなく、出来の良い模型のように見えるのは何故だろう?


【特別編456】040115作成R4、050407R4A、070723R4A2、081203R4BY、100818R4B。