吉岡心平のマーク

タキ1400形1488

私有貨車

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タキ1250形
▼タキ1450形

 番号
[ロット表]

タキ1484
タキ1489

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特別編839
特別編841

積荷
●構造

入口


 今回は、タキ1400形カセイソーダ液専用車のうち、旭化成の車を取り上げよう。

 タキ1488は昭和29年5月三菱製で、一ロット一両であった。落成した当時は、カセイソーダ液専用車が裸タンクから保温キセ付に移行しようとする時期に丁度合致している。
 所有者は旭化成で、常備駅の南延岡は温暖な南九州に位置し、また運用先として日南線沿線など短距離の輸送があったため、本車はその一生を裸タンク体で過ごすことになった。

 タンク体は普通鋼製で、寸法は直径1,930m

m・長さ7,860mmであった。落成時タンク内面は鉄肌だったが、昭和48年8月にゴムライニングの追加改造を受け、鏡板に見える作業口はこの際追加された。一年前に同一メーカーで製作されたタキ1459と比較すると、低比重用に設計されたためか、全体に太目の作りとなっている。
 台枠は平形で、長さ8,500mm・BC間距離5,300mm、ブレーキはKD254形空気+手、台車はTR41Cから第一次改造でTR41Dとなった。

 所有者は旭化成工業KK・常備駅は南延岡であった。九州地区で長年使用されていたが、平成4年2月に廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和29年5月
製造所   三菱
設計比重 1.39
タンク容積 20.5m3

●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付
タンク材質 普通鋼
タンク内面 ゴムライニング
タンク板厚 胴板9・鏡板12mm
タンク直径 1,930mm(改造前)
タンク長さ 7,860mm(改造前)

●荷役方式
荷役方式 上入れ上出し式S字管付
●下廻り
台枠形式   平形
長さ      8,500mm
BC間距離  5,300mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KD254形
台車      TR41A→TR41D形
         (第一次台車改造)

タキ1400形1488の写真

【写真1840】 タキ1400形1488 昭和52年12月31日 八代駅にて P:遠藤文雄

【遠藤さんから貴重な写真を提供して頂きました】


【特別編840】080114作成R4B、100303諸元追加、130811R4C。