吉岡心平のマーク

タム9500形9502

私有貨車

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タム9400形
タム9600形

 番号
ロット表

タム9500

 ページ
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特別編824
特別編826

●積荷
●構造

入口


 タム9500形は15トン積塩化パラフィン専用車で、昭和45〜49年に3両が日立・三菱で製作された。3両全てが一ロット一両であった。

 タム9502は昭和49年3月三菱製で、本形式の最終ロットとして誕生した。

 主要寸法は在来車と同一だが、メーカーが日立から三菱に変わったため、外観は従来ロットから大きく変わっている。
 設計比重は1.13・タンク容積は13.2mであった。
 タンク体はステンレス鋼製で、板厚は胴板6mm・鏡板8mm、寸法は直径1,550mm・長さ7,

460mmで在来車と同一で、周囲の断熱材はこれまでのウレタンから厚さ50mmのグラスウールに変更されている。
 荷役装置は吐出管による下出し方式である。
 台枠は平形で、長さ9,200mm・BC間距離5,900mmで、これも在来車と同一であった。ブレーキは軽量車のため積空とせずKD180形空気+両側で、台車は採用例の少ないTR41E−8であった。

 落成時の所有者は東洋曹達工業KK・常備駅は周防富田であった。駅名は昭和55年10月に新南陽に、社名は昭和62年9月に東ソーKKに変わった。平成7年1月に廃車となった。


タム9500形9502の写真

【写真1825】 タム9500形9502 昭和52年10月9日 芝浦駅にて P:堀井純一

【堀井さんから貴重な写真を提供して頂きました】

台車は軽量車用のTR41E−8で、オイルダンパの高さが低い。


【特別編825】071121作成R4B。