吉岡心平のマーク

テキ200形210

私有貨車

 形式
索引

テキ1形二代

 番号
[ロット表]

テキ206

 ページ
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特別編805
特別編807

●積荷
●構造

入口


 今回はテキ200形31トン積袋詰セメント専用車のうち、両側ブレーキ装備した後期グループを取り上げる。

 テキ210は、昭和43年4月日車支店で、テキ210〜219の10両ロットの第一号車として製作された。本形式では2番目かつ最後のロットであった。

 上廻りは昭和41年製の第一ロットと同一構造で、車体は側総開きで長さは13,650mm、室内は中央の固定式仕切と前後2枚の移動式仕切板で4分割されていた。側扉はこれに合わせて片側4分割で、扉のコルゲーションは日車テキ独特の

狭ピッチ品であった。
 最大高さはレール面上3,550mmと低く、扉開口部高さは2,065mmしかない。妻板は平板で上部には通風口を持ち、床板は厚さ4.5mmの鋼板であった。屋根板は平板で、屋根はアングルにより補強されていた。
 台枠は魚腹型で、BC間距離は10,350mmとサイズ的には国鉄チキとほぼ同等であった。ブレーキ装置は両側+KE305形空気となり、台車はTR41Cであった。

 所有者は秩父セメントKKで、常備駅は籠原であった。昭和46年2月に武州原谷に移動し、昭和63年6月に廃車となった。


テキ200形210の写真

【写真1806】 テキ200形210 昭和44年1月16日 保土ヶ谷駅にて P:堀井純一

【堀井さんから貴重な写真を提供して頂きました】


【特別編806】070831作成R4BX3、080102R4B、131011R4C。