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タム2100形2113 |
私有貨車 |
○ |
形式 |
番号 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
三菱製の希硝酸タンク車と言えば、タキ8100形のトップを製作したことで有名だが、タム2100形は4両しかなく、このうち3両は他形式の改造車であった。今回は唯一の新製車だった一両を取り上げる。 タム2113は昭和36年1月三菱製で、一ロット一両であった。旭化成初の希硝酸タンク車だが、一月後にタキ8100形8104が製作されている。 設計比重は1.42・タンク容積は10.8m3であった。 |
タンク体は溶接部の腐食を防ぐため低炭素としたステンレス鋼(SUS28・後の304L)製で、寸法は直径1,510mm・長さ6,200mmである。 落成時の所有者は旭化成工業KK・常備駅は富士から昭和45年頃に南延岡に移動したが、昭和54年12月に富士に戻った。写真のように越中島の化成品センターに希硝酸を輸送していたが、昭和62年7月に廃車となった。 |
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■主要諸元 製造年 昭和36年1月 製造所 三菱 設計比重 1.42 タンク容積 10.8m3 ●上廻り タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付 |
タンク材質 ステンレス鋼 タンク板厚 胴板6mm タンク直径 1,510mm タンク長さ 6,200mm ●荷役方式 荷役方式 上入れ上出し式S字管付 |
●下廻り 台枠形式 平形 長さ 7,200mm 軸距 4,000mm 留置ブレーキ 片側 空気ブレーキ KC180形 走り装置 二段リンク式 |
【写真1774】 タム2100形2113 昭和57年1月1日 越中島駅にて P:吉岡心平