吉岡心平のマーク

タキ18300形18300

私有貨車

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タキ18200形
タキ18400形

 番号
ロット表


タキ18304

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特別編533
特別編535

●積荷
●構造

入口


 タキ18300形は我国唯一の液体ポリ塩化アルミニウム専用車で、最初から荷重は35トンと大きく、昭和45〜54年に7両が日車支店と日車で製作された。弊サイトではタキ18304が既出だが、今回はトップナンバーを取り上げよう。

 タキ18300はその第一ロットで、昭和45年2月日車支店で製作された。一ロット一両であった。

 設計比重は1.19、タンク容積は29.3m3で、外観・構造は当時製作されたタキ7750形苛性ソーダ専用車を容積増加分だけ延長したものとされ、タンク体は1,890mm・台枠は1,600mmそれぞれ長くなっている。

 タンク体は耐候性高張力鋼製で、寸法は直径1,950mm・長さ10,470mmであった。タンク内面は厚さ3mmのゴムライニングが、周囲には厚さ50mmのグラスウール断熱材があるが、これはタキ7750形と同一構造である。
 台枠は側梁を省略した日車タイプの軽量台枠で、長さ11,000mm・BC間距離は7,700mmであった。ブレーキはKSD形積空+両側、台車はTR41Cであった。

 所有者は北海道曹達KK・常備駅は幌別で、用途は水処理薬品の輸送であった。その後、昭和57年11月にはプラントの移転に伴い、港北駅常備となり、平成10年2月に廃車となった。


【特別編534】041020作成R4、050411R4A、051209ロット表追加、060720ロット表R2、070823ロット表R3+R4
A2、080614R4BY。


タキ18300形のロット表

ロット 番号 製造年 製造所 落成時の所有者
18300 S4502 日車支店 北海道曹達KK
18301,18302 S5004 日車 ソーダ商事KK
18303〜18305 S5306〜5307 日車 ソーダ商事KK
18306,18307 S5402 日車 ソーダ商事KK

タキ18300形18300の写真

【写真1534】 タキ18300形18300 昭和56年7月30日 東室蘭駅にて P:吉岡心平