吉岡心平のマーク

タム40形41

私有貨車

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タム1形
タム80形

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ロット表


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特別編519
特別編521

積荷
●構造

入口


 「40」とは如何にも半端な区切りである。タム50形の登場に備えたためだろうか。

 タム40形は14トン積カセイソーダ液専用車で、昭和15年2月にタム200形15トン積二硫化炭素専用車のタム260〜263を専用種別変更したものである。ちなみに種車は昭和12年11月新潟製で、タム3922の種車となったタム268とは兄弟と言って良いだろう。

 タム200形のカセイソーダ液転用車には、荷重の大小により本形式(14トン)・タム900形(15トンと16トン)、タラ400形(17トン)と各種あった。これは積載するカセイソーダ液の比重がまちまち

だったことが主因だが、タム200形自体のタンク容積の大小が反映したことも事実であった。
 タンク体は普通鋼製で、もともとは鉄肌だったが、昭和33年にゴムライニング付に改造された。
 台枠は平形で、走り装置は一段リンク式であった。

 所有者と常備駅はタム261時代と変わらず、富山化学工業KK・下奥井であったが、昭和16年2月には日産化工商事KK所有・速星駅常備に移った。その後、日本鉱業KK時代を経て昭和24年4月に日産化学工業KK所有となった。常備駅は昭和33年1月以降は須賀となり、ヨンサントウ前夜の昭和43年9月30日付で廃車となった。


●同一専用種別 タム3900形3922 もともとは兄弟車だが、晩年は別形式に・・。


タム40形のロット表

ロット 番号 改造年 改造所 旧形式 旧番号 落成時の所有者
40〜43 S1502▲ 不明 タム200 260〜263 富山化学工業KK

タム40形41の写真

【写真1520】 タム40形41 日時場所不明 国鉄田端客貨車区にて P:鈴木靖人/堀井純一所蔵

【堀井さんから故鈴木さんが撮影された、貴重な写真を提供して頂きました】


【特別編520】040814作成R4、050420R4A、071025R4A2、080624ロット表R3追加、090101R4BY、130729R4C。