吉岡心平のマーク

タキ8150形8153

私有貨車

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タキ8100形
タキ8200形

 番号
ロット表

タキ8150

 ページ
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特別編493
特別編495

積荷
●構造

入口


 タキ8150形は既にトップナンバーを紹介したので、今度はラストナンバーを取り上げる。

 タキ8150形は「タンク保温なし」の35トン積カセイソーダ液専用車として、8150〜53の4両が昭和42〜45年に製作された。全て日軽化工の所有で、アルミナ精錬用カセイソーダを富士川〜三保間の短区間で輸送するための車両であった。

 タキ8153は昭和45年8月川崎で製作された増備車で、1ロット1両であった。
 タンク体は耐候性高張力鋼製で、板厚は胴板6

mm・鏡板8mmと薄く、寸法は直径1,900mm・長さ8,860mmと、ドーム付である点も含めてタキ8150〜8152の在来車と同一である。
 いっぽう台枠構造はこれまでと一変し、タキ5750形に類似した側梁省略台枠から、ごく普通の平形となったが、寸法面では長さ9,700mm・BC間距離6,700mmと変化していない。ブレーキは両側+積空、台車はTR41Cであった。

 所有者は日軽化工KK・常備駅は富士川であった。同僚たちと共に昭和59年4月の三保線廃止により廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和45年8月
製造所   川崎
設計比重 1.45
タンク容積 24.1m3
●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付
タンク材質 耐候性高張力鋼
タンク板厚 胴板6・鏡板8mm
タンク直径 1,900mm
タンク長さ 8,860mm

●荷役方式
荷役方式 上入れ上出し式S字管付
●下廻り
台枠形式   平形
長さ      9,700mm
BC間距離  6,700mm
留置ブレーキ 両側
空気ブレーキ KSD203−254形積空
台車      TR41C形

タキ8150形8153の写真

【写真1494】 タキ8150形8153 昭和57年1月31日 清水駅にて P:吉岡心平


【特別編494】040529作成R4、050303R4A、070902R4A2、090420R4BY、130925諸元追加+R4C