吉岡心平のマーク

タム8100形8101

私有貨車

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タム8000形
タム8200形

 番号
ロット表

タム8100

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特別編474
特別編476

●積荷
●構造

入口


 タム8100形は既にトップナンバーを紹介したが、ここではタム3700形の改造車を取上げる。

 タム8100形は15トン積アルコール専用車で、11両在籍したが、昭和36年に1両新製された他は、すべてタム3700形を専用種別変更したものであった。

 タム8101は、タム3700形3739を昭和43年6月に専用種別変更したものである。種車は昭和31年2月造機製の15トン積メタノール専用車であった。
 タンク体は普通鋼製で、寸法は直径1,920mm・長さ7,370mmであった。タンクの割に小型のタンク受台が造機製のシンボルであった。

 本車で問題となるのは、何故臨時専用種別変更で済ませず、正式に形式を変更したかである。変更直後に内外輸送に移ったことから想像すると、飲用品を輸送するためと思われるのだが・・・
 台枠は平型で、長さは8,000mm、軸距は4,400mm、走り装置は2段リンクであった。

 改造時の所有者は日本瓦斯化学工業KK・常備駅は焼島だったが、昭和45年4月までの間は内外輸送・出水駅常備となった。その後は再びガス化学に戻り、新崎駅常備を経て、昭和46年12月に三菱瓦斯化学KK・焼島駅常備となった。常備駅は昭和51年10月に水島港、昭和59年3月には倉敷貨物ターミナルと変遷し、平成元年3月に廃車となった。


【特別編475】040306作成R4、050501R4A、070630R4A2、090414R4BY。

タム8100形8101の写真

【写真1475】 タム8100形8101 昭和55年10月10日 栄町駅にて P:吉岡心平