吉岡心平のマーク

タム8200形8201

私有貨車

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タム8100形
タム8300形

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ロット表


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特別編297
特別編299

積荷
●構造

入口


 今回は、可愛いリン酸の2軸車である。

 タム8200形は15トン積リン酸専用車で、昭和37〜40年の3両が三菱で製作された。

 タム8201は00と共に、昭和37年3月三菱で製作された。リン酸専用車では2年前にタキ1250形が製作されており、タムの出現が後となっている。
 外観・構造はタム5000形を一回り小型化とたもので、設計比重は1.57、タンク容積は9.8mであった。.タンク材質は普通鋼で、内面には厚さ4mmのゴムがライニングされていた。タンク寸法は

直径1,560mm・長さ5,450mmであった。
 荷役方法は空気圧による上入れ上出し方式で、配管類はフランジ構造となったドーム頂部にまとめられている。
 台枠は平型で、長さ6,400mm・軸距3,600mmで、走り装置は2段リンク式であった。

 落成時の所有者は東洋曹達工業KK・常備駅は周防富田であった。常備駅は昭和55年10月に新南陽に、会社名は昭和62年9月に東ソーKKにそれぞれ改称された。昭和43年に増備されたタキ1250形1257と一緒に、芝浦駅への運用に就いていたが、平成7年1月に廃車となった。


【特別編298】021101作成、021112リンク変更、031231R4、050503R4A、060904ロット表R2追加、070712
ロット表R3+R4A2、090208R4BY。


タム8200形のロット表

ロット 番号 製造年 製造所 落成時の所有者
8200,8201 S3703 三菱 東洋曹達工業KK
8202 S4011 三菱 東洋曹達工業KK

タム8200形8201の写真

【写真1298】 タム8200形8201 昭和52年10月9日 芝浦駅にて P:堀井純一

【堀井さんから貴重な写真を提供して頂きました】