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タキ14500形14500 |
私有貨車 |
○ |
形式 |
番号 |
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ページ |
●積荷 |
■入口 |
小生にとって、お盆の季節は新車年鑑を執筆する時期である。毎年、馴れ親しんだ形式に別れを告げねばならぬのは、趣味人として辛いことだ。 タキ14500形は30トン積ジメチルホルムアミド専用車で、昭和43年12月日立で2両製作された。積荷はポピュラーな有機溶媒で、専用車はこの2両だけだったが、実際にはタキ3500形アルコール専用車などで大量に輸送されていた。 設計比重は0.95、タンク容積は36.8m3で、タンク体は純度保持のためステンレス製であった。ドームレスのタンク体は直径2,050mm・ |
長さ11,800mmとタキ3000形などと同一直径である。落成時のタンク塗色は、写真2のように地肌を活かした銀色だったが、後に写真1のように黒色に塗装された。 落成時の所有者は日産化学工業KK・常備駅は西長岡で、昭和49年7月に速星に移った。晩年は新崎駅にいたようである。平成14年6月に2両揃って廃車となった。 |
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■主要諸元 製造年 昭和43年12月 製造所 日立 設計比重 0.95 タンク容積 36.8m3 ●上廻り タンク形態 直円筒(S1)形ドームレス |
タンク材質 ステンレス鋼 タンク板厚 胴板6・鏡板8mm タンク直径 2,050mm タンク長さ 11,800mm ●荷役方式 荷役方式 上入れ上出し式S字管付 |
●下廻り 台枠形式 平形 長さ 12,100mm BC間距離 9,100mm 留置ブレーキ 両側 空気ブレーキ KSD203−254形積空 台車 TR41C形 |
【写真1415の1】 タキ14500形14500 昭和62年5月2日 新崎駅にて P:吉岡心平
【写真1415の2】 タキ14500形14501 昭和51年3月18日 浪速駅にて P:吉岡心平