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タキ24600形24600 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
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●積荷 |
■入口 |
毎年、お盆の時期は新車年鑑の執筆で過去一年を振り返る。今年も多くの形式が姿を消したが、その中で記憶に残るクルマを振り返って見よう。 タキ24600形は一形式一両の35トン積塩化メチレン専用車で、昭和49年7月日車製である。 四塩化炭素・クロロホルム・塩化メチレンと言えばメタン塩素化製品の仲間だが、タンク車では塩化メチレンは影が薄く、唯一信越のタム・タサが有名であった。本形式は初の旭硝子所有車かつ35トン積の大型車として注目されたが、結局増備されることなく終わっている。 |
純度保持のためステンレス鋼を用いたタンク体はドームレスの直円筒形で、寸法は直径1,900mm・長さ9,910mmであった。周囲には保冷用のグラスウール断熱材と薄鋼板製のキセを有していた。 落成時の所有者は旭硝子KK・常備駅は浜五井であった。昭和62年5月に関西化成品輸送KK・安治川口駅常備に移ったが、僅か一月後に日本石油輸送KK・郡山駅常備となった。オルソジクロルベンゼンなどの輸送に使用されたようだが、その後平成9年7月に関西化成品輸送に返却されている。平成15年度に廃車となった。 |
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【写真1522】 タキ24600形24600 昭和62年12月27日 安治川口駅にて P:吉岡心平