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タサ6500形6503 |
私有貨車 |
形式 |
▲タサ6100形 |
番号 |
▲タサ6500 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
曽我さんのリクエストはタサ6500形の新製車グループだ。 タサ6500形は20トン積LPガス+メチルアセチレン専用車で全部で5両あったが、初めの3両はタサ5700形の改造車で、残り2両が今回紹介する新製車であった。積荷は日本合成ゴムが開発した金属溶断用ガスで、商品名「スーパージェットガス」であった。ブタジエン合成の際の副産物を精製したもので、組成はメチルアセチレン30〜35%・ブタジエン20〜25%・プロピレン25〜40%残部プロパンからなる混合物である。 タサ6503は昭和54年8月川崎製で、改造グループの廃車取替用として新製されたようだ。当初はタキ25000形に準じた裸タンク体の25トン車として計画されたが。最終的にキセ付の20トン車となった経緯がある。 |
ガス定数は2.07とLPガス単独の2.35より一割強低いため、タンク容積は41.4m3と13%程小さい。タンク材質は高張力鋼(HT60)で、板厚は胴板13mm・鏡板14mmであった。タンク直径は1,960mm・長さは14,150mmで、板厚と直径はタキ18600形アンモニアタンク車と同一であった。タンク周囲には保冷のため厚さ75mmのグラスエール断熱材と薄鋼板製のキセがあった。 所有者は菱三商事KK、常備駅は荒尾であったが、その後初島に変更されている。写真では専用種別が「LPガス」単独となっているが、いつ変更されたのだろうか。昭和61年8月に廃車となった。 |
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【写真1288】 タサ6500形6503 昭和59年6月24日 馬橋駅にて P:吉岡心平