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タム5600形5600 |
私有貨車 |
形式 |
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●積荷 |
■入口 |
今回は2軸の四塩化炭素専用車を紹介する。 タム5600形は15トン積の四塩化炭素専用車である。16トン積としている資料もあるが、写真で判るように15トンが正しい。全部で2両が在籍したが、いずれも他形式からの改造車である。 タム5600は昭和33年2月日車支店でタム5000形塩酸専用車の5023を改造した。種車は昭和25年カテツ交通製の戦災復旧車で、僚車であるタム5024は、私有貨車セミナー第47回(RM165号)に掲載したので見て欲しい。 |
モゲンとは、丁度模型の「ハンダメッキ」のように、鉛を溶かしながら表面上にコーティングしてゆく処理である。フラックスに相当するのが「ホモゲン液」で、塩化亜鉛等が主成分なようだ。 所有者は日本曹達KK・常備駅は能町から昭和34年12月に二本木駅に移動した。台枠が弱かったと見えて、ヨンサントウの貨物列車スピードアップに落第し、昭和43年9月末に廃車となった。 |
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ロット | 番号 | 製造年 | 製造所 | 旧形式 | 旧番号 | 落成時の所有者 |
1 | 5600 | S3302 | 日車支店▲ | タム5000形 | 5023 | 日本曹達KK |
2 | 5601 | S3512 | 日車支店▲ | タム200形 | 278 | 日本曹達KK |
【写真1266】 タム5600形5600 P:吉岡心平所蔵