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タム5500形5500 |
私有貨車 |
形式 |
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●積荷 |
■入口 |
今回は、我国で初めてステンレス製タンク体を装備したタンク車を紹介する。 タム5500形は16トン積希硝酸専用車で、タム5500〜5503の4両が昭和14年1月陸軍火工廠でタサ400形から改造された。 当時はようやくステンレス鋼が国産されるようになった時期であり、これを初めてタンク車に適用したものである。 |
さが5mmと薄いため、外側を鋼製アングルで補強したためだ。タンク体のサイズを種車台枠に合わせたため荷重は16トンと半端で、タンク受台は木製のものを新設した。 落成時の所有者は日産化学工業KK・常備駅は速星であった。戦時合併で昭和18年6月から昭和23年4月の間は日本鉱業KK所有となっていた。戦後も貴重なステンレスタンク体装備車として大切に使用され、ヨンサントウによる使用禁止を前にした昭和43年4月に廃車となった。 |
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ロット | 番号 | 製造年 | 製造所 | 旧形式 | 旧番号 | 落成時の所有者 |
1 | 5500〜5503 | S1401 | 不明▲ | タサ400形 | 403,404,406,410 | 日産化学工業KK |
【写真1819】 タム5500形5500 昭和36年10月26日 直江津駅にて P:豊永泰太郎
【豊永さんから貴重な写真を提供して頂きました】