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タキ7200形7207 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
▲タキ7204 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
タキ7200形は30トン積アルコール専用車で、タンク内面がステンレスライニングされている点がタキ3500形と異なる。昭和33〜34年にタキ3500形の改造を含め8両が造機・富士重で製作された。 昭和34年7月富士重で製作された7203〜7207のうち、タキ7206と7207は、後天的改造により保冷キセを追加した。 従来、改造目的や時期等については不明であったが、その後の宮坂さんの調査により、昭和37年7月頃日車本店で、プロピレンオキサイドを輸送するために改造したことが判明した。 |
改造では種車のタンク体と台枠はそのまま使用し、重心高さが大きく上昇することを避けるため、タンク上部に限ってキセを追加した。このため一見するとキャノピー(遮熱覆いのことで、内部は空洞)の様に見えるが、キセ内部には断熱材が充填されている。またドーム周囲も海苔巻き状にキセを追加した。 所有者は内外輸送KK・常備駅は塚口で、プロピレンオキサイドの輸送時は三井石油化学が使用していた。昭和51年4月には中条駅常備に異動し、昭和60年6月に廃車された。 |
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◆参考文献 タキ7200形7207 宮坂達也「ためさんの貨車操車場」・化成品タンク車【第2種タンク車】の仕分線_1番線 【特別編118】011022作成、021011リンク追加、031218R4、041127ロット表追加、050421R4A、060810 |
【写真1118の1】 タキ7200形7207 昭和45年10月6日 塚口駅にて P:堀井純一
【堀井さんから貴重な写真を提供して頂きました】
【写真1118の2】 タキ7200形7205 昭和52年2月6日 高島貨物駅にて P:吉岡心平