吉岡心平のマーク

タキ5550形5551

私有貨車

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タキ5500形
タキ5600形

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ロット表


 ページ
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特別編60
特別編62

●積荷
●構造

入口


 タキ5550形は25トン積シクロヘキサン専用車で、昭和41年に3両がタキ5600形5603、00、01から富士重で改造された。種車は30トン積シクロヘキサノン専用車で、ナイロンの原料転換により余剰となったものである。

 タキ5650形と異なり専門メーカーである富士重が改造を担当したのは、タンク体内部に加熱管を新設したためである。

 設計比重は0.78・タンク容積は32.3mであった。

 タンク体は種車のものを再用し、寸法は直径2,050mm・長さ10,130mmと変化ない。改造ではタンク内面に亜鉛メタリコン処理を施し、また加熱管装置が追加された。
 このため外観的には1位妻寄に加熱管の接続部、鏡板には点検蓋が夫々追加されている。
 台枠以下は種車のままで、台枠長さは11,000mm・BC間距離は7,700mmであった。

 所有者は関東電化工業KK・常備駅は渋川であった。昭和61年11月、タキ5602・タキ5650達と一緒に3両揃って廃車となった。


●関連形式 タキ5600形5602(特別編59) 種車となった形式で、30トン積シクロヘキサノン専用車。

        タキ5650形5651(特別編60) 28トン積シクロヘキシルアミン専用車で、タキ5611の改造車。

        タキ5050形5068(第26週)   35トン積塩酸専用車で、タキ5604の改造車。


【特別編61】010602作成、020925リンク追加、031213R4、050426R4A、060904本文修正+ロット表R2追加、

070609R4A2、071008ロット表R3。


タキ5550形のロット表

ロット 番号 製造年 製造所 旧形式 旧番号 落成時の所有者
5550 S4102 富士重▲ タキ5600 5603 関東電化工業KK
5551,5552 S4111 富士重▲ タキ5600 5600,5601 関東電化工業KK

タキ5550形5551の写真

【写真1061】 タキ5550形5551 昭和50年3月9日 渋川駅にて P:吉岡心平

専用種別標記が「シクロヘキサノン」なのはご愛嬌だが、裏側は正しく「シクロヘキサン」となっていた。