吉岡心平のマーク

タキ1500形15532

私有貨車

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▲タキ1450形
タキ1600初代形

 番号
[ロット表]

タキ15476
タキ15571

 ページ
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第378週
第380週

積荷
●構造

入口


 タキ15532は昭和37年10月飯野製で、15525〜15544の20両ロットとして製作された。当時は既にタキ9900形が登場した頃であり、石油系タンク車では多数が一度に製作されるようになっている。

 設計比重は0.9・タンク容積は39.0m3で、重油の輸送用であった。
 外観・構造は飯野製のタキ1500形として標準的なもので、長手方向のビードの長いタンク体が特徴である。
 タンク体は普通鋼製で板厚は胴板8mm・鏡板10mmでガソリン専用車より薄い。タンク寸法は

直径2,050mm・長さ12,200mmで、内部には加熱管を装備していた。
 台枠は平形で長さは12,800mm、側面にはジャッキ受が追加されているが、その部分の補強は、枕梁とその次の横梁間に差し渡されているため、長めの設計となっている。ブレーキはKD形空気・台車はTR41Cである。

 落成時の所有者はゼネラル物産KK・常備駅は浜安善であった。その後、常備駅は浮島町との間を往復し、所有者は昭和42年3月にゼネラル石油KK、昭和53年11月に日本石油輸送KKと変わった。昭和63年12月に廃車となった。


タキ1500形15532の写真

【写真379】 タキ1500形15532 昭和51年4月29月 塩浜操駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第21巻に「P01243」として収録されています。


【第379週】071202R4B、071206本文修正、140216R4C。