|
タキ15800形15804 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
▲ |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
タキ15800形は、35トン積エチレングリコール専用車で、タキ6600形30トン車の発展拡大版。昭和44〜58年に24両が誕生したが、このうち新製車は最初の19両で、日立・日車本支店・三菱で製作された。残る5両はタキ45000形の改造車で、両者は外観・構造が大きく異なっていた。 タキ15804は02〜04の3両ロットとして、昭和44年12月に日車支店で製作された。 設計比重は1.11と各社中では中位で、タンク容積は31.5m3であった。 |
タンク体はステンレス鋼製で、板厚は胴板6mm・鏡板8mmと薄く、寸法は直径2,050mm・長さ10,120mmであった。積荷が高粘度のため、タンク補強環はその流出を阻害しないよう外周に設置され、タンク上部にはタキ6600形以来お約束となった箱型吸湿箱が設置されていた。塗色は他社所有車と異なり、黒色に塗装されていた。 落成時の所有者は三井物産KK・常備駅は桜島であった。昭和45年11月には前川駅常備となり、三島へのテトロン原料輸送に使用されていたが、平成14年3月に廃車となった。 |
|
|
■主要諸元 製造年 昭和44年12月 製造所 日車支店 設計比重 1.11 タンク容積 31.5m3 ●上廻り タンク形態 直円筒(S1)形ドームレス |
タンク材質 ステンレス鋼(SUS304) タンク板厚 胴板6mm・鏡板8mm タンク直径 2,050mm タンク長さ 10,120mm 付帯設備 吸湿装置 ●荷役方式 荷役方式 上入れ下出し式 |
●下廻り 台枠形式 側梁省略形 台枠長さ 10,600mm BC間距離 7,600mm 留置ブレーキ 両側 空気ブレーキ KSD203−254形積空 台車 TR41C形 |
【写真234】 タキ15800形15804 昭和49年6月 村田駅にて P:吉岡心平
この写真は吉岡写真CD−ROM第4巻に「P00191」として収録されています。