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タム2100形2109

私有貨車

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タム2000形
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タム2108
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第225週
第227週

積荷
●構造

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 今回は、タム2100形15トン積希硝酸専用車の中でも、タム100二代形濃硝酸専用車から改造された車両を紹介しよう。

 タム2109は昭和34年3月三菱でタム100二代形1124から改造された。種車は昭和18年10月日立製で、戦中期に大量生産されたグループの一員である。

 外観・構造は一年前に同じメーカーが宇部興産向に改造したタム2107,08に酷似し、種車から流用した台枠に、新品のステンレス製タンク体を搭載した。

 設計比重は1.32で、タンク寸法は直径1,510mm・長さは6,350mmと、なかなかスマートである。
 台枠は種車そのままで、長さ7,600mm・軸距3,800mmである。落成時の走り装置は種車時代の1段リンク式だったが、ヨンサントウで2段リンク式に改造された。

 所有者は新日本窒素肥料KK・常備駅は水俣であった。会社名は昭和40年1月にチッソKKとなった。昭和50年3月、旭化成工業KKに移籍し、南延岡駅常備となり、常備駅は昭和52年5月に富士に変わった。


タム2100形2109の写真

【写真226】 タム2100形2109 昭和52年1月1日 越中島駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第27巻にに「P01578」として収録されています。


【第226週】041226作成R4A、071017リンク変更+R4A2、080929R4BY、100411R4B。