吉岡心平のマーク

タキ24800形24801

私有貨車

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タキ24700形
タキ24900形

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第135週
第137週

積荷
●構造

入口


 今回紹介するのは、我国で一形式しかなかった硫化ソーダの専用車だ。

 タキ24800形は35トン積硫化ソーダ専用車で、昭和49年8月富士重で1ロット3両製作されたのが我国のタンカーフリートの全てである。

 積荷は35%水溶液で、強アルカリ性の赤黄色〜黄緑色液体である。比重1.2・凝固点−5℃でカセイソーダ等を含むため腐食性が強い。 外観・構造は、タキ7750形カセイソーダ液専用車を、そのまま長手方向に延長したものだ。

 タンク体は耐候性高張力鋼製で、寸法は直径1,950mm・長さ10,420mm、内面には厚さ3mmのゴムライニングが、周囲には厚さ50mmのグラスウール断熱材と薄鋼板製のキセがあった。
 台枠は標準的な平形で、長さは11,500mm・BC間距離は8,200mmと長くなった。ブレーキは手+積空、台車はTR41Eである。

 所有者は日本石油輸送KK・常備駅は郡山であった。写真は東京セロファン紙KKの第三者使用で天竜川駅に来ていた際のもの。平成13年4月に廃車となった。


タキ24800形24801の写真

【写真136】 タキ24800形24801 昭和51年8月10日 天竜川駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第24巻に「P01415」として収録されています。


【第136週】030406作成、030408誤記訂正、040120R4、050414R4A、100901R4B、131031R4C。