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タサ5200形5201 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
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ページ |
●積荷 |
■入口 |
タサ5200形は20トン積酢酸専用車で、昭和35〜40年に3ロット5両が製作された。第3ロットに当たるタサ5204については既に特別編で紹介したので、今回は吉岡写真CD−ROM・第20巻に収録したタサ5201を解説する。 タサ5200と01は昭和35年1月日立で製作された。酢酸タンク車では既に30トン積のタキ3700形が15両製作されていたが、富士重製が一両ある他はすべて三菱製で、タンク体は全車アルミ製だった。そこにステンレス製タンク体を武器に参入したのが日立で、同社製としてはタム2400 |
形2405に次いで2両目である。更に本車登場から8ケ月後には、同一ユーザー向に初めてのステンレス缶体のタキ3700形として3721,22が製作されている。 落成時の所有者は昭和電工KK・常備駅は鹿瀬であった。昭和40年6月に常備駅は吹田操に異動したと。昭和41年1月には所有者は徳山石油化学KKとなった。昭和43年10月に常備駅は周防富田となり、同駅は昭和55年10月新南陽に改称された。その後、昭和59年8月に2両揃って廃車となっている。 |
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ロット | 番号 | 製造年 | 製造所 | 落成時の所有者 |
1 | 5200,5201 | S3501 | 日立 | 昭和電工KK |
2 | 5202,5203 | S3912 | 富士重 | 電気化学工業KK |
3 | 5204 | S4012 | 富士重 | 電気化学工業KK |
【写真117】 タサ5200形5201 昭和50年3月7日 周防富田駅にて P:吉岡心平
この写真は吉岡写真CD−ROM第20巻に「P01179」として収録されています。