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貨車写真館−017


台湾鉄路局 20L750形20トン積油タンク車

 

貨車写真館−016

貨車写真館−018

 

 

2002/5/5 作成


写真76 台湾鉄路局20L750形

平成13月2月3日 新竹(台湾)

 

写真77 台湾鉄路局20L750形

平成13月2月3日 新竹(台湾)

 昨年の冬に台湾を訪れた目的の一つが,この3軸タンク車であった。以前からファンの間では有名な車輌で,吉岡心平氏が「3軸車の誕生と終焉(戦前編)/RM LIBTARY-8」の36ページで紹介している,日車製台湾向け20トン積重油専用タンク車の子孫が足付きで見られるのである。

 新竹で下車し,機関区の守衛に撮影許可を得て,たどり着いたのがこの写真である。3軸タンク車を初めてみる小生にとって感動の瞬間であった。すでに,車籍は無いようで,標記関係は全て消され,銘板も脱落しているため,番号や製造所の特定はできなかった。

 構造と外観は,受台や受板形状からターンバックル付きの締金などから,例の日車図面そのものであるが,文献1によると,1959(昭和34)年台湾鉄路局の北廠で新製されていることから,日車製をペースに設計されたと考えられる。

 所有者は台湾鉄路局で形式は20L750形,番号は751と757であり,ディーゼル機関車の軽油輸送用に使用されたようである。写真撮影所時も液出し管にホースが接続され,軽油の据え置きタンクとして使用していた。車体も綺麗に塗装されていることから,最後の3軸タンク車として保存する意志があると感じられた。

 写真78.79は3軸車特有の長リンク式走り装置で,写真78がリンクが短い両短軸でブレーキ付きである。写真79は中央軸で曲線通過時の横動を与えるため,両端軸に対して長いリンクが用いられていることがよく分かる。

参考文献1:台湾鉄道印象(洪致文 著)

 

写真78 台湾鉄路局20L750形両端軸

平成13月2月3日 新竹(台湾)

写真79 台湾鉄路局20L750形中央軸

平成13月2月3日 新竹(台湾)

台湾の貨車


写真館-001 

  台湾製糖20t積糖蜜
  タンク車(廃車体)

写真館-002 

  台湾製糖サトウキビ輸送
  用無蓋車/廃車体

写真館-011

  阿里山森林鉄道
  貨車&シェイギヤードロコ

写真館-017

  台湾鉄路局
  20L750形20トン積油罐車


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