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チキ7000形7048

JR貨車


 戦後の汎用長物車はチキ2700/4500/5000形と他形式からの改造車が続いたが、戦前/戦中製長物車の老朽化の進展により、この取替用として開発された形式が本形式である。戦後すぐに製作されたチキ2600形以来の新製車となった。

 チキ7000形は昭和50年度に150両が製作された。その後の増備は余剰コキを改造したチキ6000形に移行したため、単年度の製作に終っている。
 外観・構造で、車体長さはチキ4500形と同一としたが、車体幅は2,350mmと140mm狭くなり、床板は木床に変更した。

 台枠廻りはチキ4,500形では車体中央寄に偏倚していた台車が私有貨車などと同様の位置に戻り、オーバーハング長も1,750mmとなった。このためBC間距離は10,400mmと、チキ4500形より500mm長くなっている。ブレーキ装置と台車はほぼ同時に製作されたトキ25000形最終グループと同一構造とされ、前者はARSD形でブレーキシリンダはゴム製ダイヤフラム、後者はTR213Bとなった。

 JR貨物には24両が承継され、チキ6000形と共にレール輸送などに活躍中だが、経年が30年を超えるにつれボチボチ老朽化も進み、廃車となる車両が増えている。


【JR貨車022】051011作成R4、080816データ追加。


JR貨物継承車番号表 年度別両数変遷

No. 番号 廃車 No. 番号 廃車 No. 番号 廃車 No. 番号 廃車
7011 H2003 7040 XXX 13 7056 XXX 19 7121 XXX
7015 H2003 7045 H1403 14 7074 XXX 20 7122 XXX
7020 H1603 7048 H2003 15 7077 H1603 21 7123 XXX
7021 H1408 10 7051 XXX 16 7079 XXX 22 7124 H2003
7032 XXX 11 7052 XXX 17 7082 XXX 23 7129 XXX
7038 H1408 12 7054 H2003 18 7094 H2003 24 7134 XXX

チキ7000形7048の写真

【写真3022】 チキ7000形7048 平成元年1月15日 西名古屋港駅にて P:吉岡心平