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コキ102JRF形2

JR貨車

Lv2


 コキ100系コンテナ車で4両ユニットを組む形式のうち、平成元年度製の中間車がコキ102形だ。

 コキ102形0番台は、平成元年度(元年9月〜平成2年3月)に川崎・日車で180両が製作された。なお翌2年度の増備車は車体を延長したため、500番台として区別されている。

 4両ユニットの中間車で、コキ103奇数+コキ102奇数+コキ102偶数+コキ103偶数でユニットを構成する。
 荷重は40.5トン・最高運転速度は110km/hで、積載可能なコンテナは30フィート2個/20フィート3個ないし12フィート5個である。台枠には

ISO海上コンテナ積載用の穴が準備されている。 コキ100形との相違は、コストダウンのため、従来コキ101形の奇数・偶数車に分散されていた電磁ブレーキ用の電磁弁を、コキ102形奇数車にまとめて装備した点にある。
、車体はコキ100形と同一で、中間車のためデッキはなく、長さは19,110mm・BC間距離は13,710mmであった。ブレーキ装置は奇数車がCLE+手・偶数車はCL+手で、台車はFT−1であった。

 現在も4両ユニットの特性を活かして、東京〜名古屋〜大阪〜山陽〜九州間と東京近郊の集配列車に限定使用されている。


【JR貨車008】050226作成R4。


コキ102JRF形の製造年度別番号表 ■年度別両数変遷

グループ 両数 番号 両数 製造年月 製造所 備考
H01一次 1〜44 44 H0107〜H0109 川崎  
45〜90 46 H0107〜H0109 日車  
H01ニ次 40 1〜110 20 H0109〜H0112 川崎  
111〜130 20 H0110 日車  
H01三次 50 131〜154 24 H0112〜H0202 川崎  
155〜180 26 H0201〜H0202 日車  
H02 50 501〜522 22 H0207〜H0208 川崎  
523〜550 28 H0207〜H0209 日車  

コキ102JRF-2の写真

【写真3008】 コキ102JRF形2 平成2年10月21日 横浜羽沢駅にて P:吉岡心平