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コキ103JRF形100

JR貨車

Lv2


 コキ100系コンテナ車で4両ユニットを組む形式のうち、コキ102形の相方を務める両端車がコキ103形である。

 コキ103形は、平成元〜2年度に川崎・日車で230両が製作された。

 4両ユニットの中間車で、コキ103奇数+コキ102奇数+コキ102偶数+コキ103偶数でユニットを構成する。
 荷重は40.5トン・最高運転速度は110km/hで、積載可能コンテナは30フィート2個/20フィート3個ないし12フィート5個である。また台枠に

はISO海上コンテナ積載用の準備穴がある。
 コキ101形との相違は、これまで同形式に分散搭載していた電磁ブレーキ用の電磁弁を、中間車であるコキ102形に集中装備したため、本形式はブレーキ装置が空気だけとなった点にある。
 車体はコキ101形と同一で、両端車のためデッキがあり、長さは19,600mm・BC間距離は14,200mmであった。ブレーキ装置はCL+手で、台車はFT−1であった。

 現在もコキ102形との4両ユニットで、東海道・山陽本線の幹線系コンテナ列車と、その間合運用の区間列車に限定使用されている。


【JR貨車009】050301作成R4。


コキ103JRF形の製造年度別番号表 ■年度別両数変遷

グループ 両数 番号 両数 製造年月 製造所 備考
H01一次 90 1〜44 44 H0107〜H0109 川崎  
45〜90 46 H0107〜H0109 日車  
H01ニ次 40 91〜110 20 H0109〜H0112 川崎  
111〜130 20 H0110 日車  
H01三次 50 131〜154 24 H0112〜H0202 川崎  
155〜180 26 H0201〜H0202 日車  
H02 50 181〜202 22 H0207〜H0208 川崎  
203〜230 28 H0207〜H0209 日車  

コキ103JRF-100の写真

【写真3009】 コキ103JRF形100 平成7年11月12日 梶ヶ谷貨物駅にて P:吉岡心平