吉岡心平のマーク

タム2400形2403

私有貨車

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タム2300形
タム3000形

 番号
ロット表

タム2400
タム2406

 ページ
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特別編1048
特別編1050

積荷
●構造

入口


 タム2403は昭和29年4月新潟製で、一ロット一両の孤立ロットであった。

 新潟製では初のアルミ製タンク体を持つタンク車である。タンク体の製作は外注ではなく、自社工場内で製作中の写真が残されている。
 落成時はタンク体は裸で、タンク体とタンク受台部は銀色であった。後天的改造で保温キセと加熱管が追加されたが時期は不明で、タンク体自体の再用/新製の有無についても良く判らない。

 台枠は、裸タンク時代はタンク体と比較すると大柄に見えたが改造後はバランスが良い。当初から改造を見越していたのだろうか? 謎である。

 落成時の所有者は大日本セルロイドKK・常備駅は新井であった。社名は昭和41年2月ダイセルKK、昭和55年1月ダイセル化学工業KKとなった。晩年は写真のように大竹〜新井間のプロピオン酸輸送に使用されていたが、平成3年6月に廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和29年4月
製造所   新潟
設計比重  1.05
タンク容積  14.3m3
●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付
タンク材質 純アルミ
タンク直径 1,700mm
タンク長さ  6,660mm
付帯設備  加熱管・保温キセ

●荷役方式
荷役方式  上入れ上出し式S字管付
●下廻り
台枠形式    平形
台枠長さ    8,260mm
軸距      4,200mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KC203形空気
走り装置    リンク式

タム2400形2403の写真

【写真2049】 タム2400形2403 昭和 大竹駅 P:吉岡心平


【特別編1049】090720作成R4B。