Uagps ドイツ
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Uagps → ルーマニアドイツフランス
U 特殊貨車
a  4軸[2軸ボギー]
g 穀物専用
p 軌間内
  高位置重力落下荷卸
(荷卸し途中停止可能)

s 積車最高速度100Km/h
■Uagps
 軌間内に高位置から重力落下により荷卸し(途中停止可能)を行う機能を有する穀物・小麦粉等食品輸送用2軸ボギー特殊貨車(有蓋ホッパ車)である。
 形式番号(Technical characteristics )の上3桁は写真から判断すると933,934が割り当てられている。ドイツのUagps形の形式番号は9332,9339が確認されている。
★d,dd,l,ll,o,oo,p,ppの相違                        .
放出高さ
 d,l,o,p(top:高位置):レール面上0.7m以上の高さから放出およびベルトコンベア利用
 dd,ll,oo,pp(bottom:低位置):レール面上0.7m未満の高さから放出(荷卸)
放出方式
 l,ll,o,oo(bulK:全):放出を途中で止めることができない
 d,dd,p,pp(Controlled:制御):放出を途中で止めることが可能

   2023.2.12作成
底開き式有蓋ホッパ車
37 80 9332 003-4 RIV D-VTGD Uagps 撮影:佐藤浩樹 2015.5.22 Gremberg操車場(ドイツ)
国-所有者 ドイツ VTGD       ■相互運用性 37 ■形式番号 9332 撮影済番号003(1輌)
タイプB1 94m3-14.84m-3hopper
S(100km/h)荷重43.5t(A 軸重16t)~59.5t(C 軸重20t) ★★(指定線区120km/h)
自重20.45t 容積94.0m3 全長14.84m BC間距離9.80m
走り装置:Y25形(両抱式)UIC貨車標準台車(車輪径920mm)
ホッパ数:3 底扉:3 積込口:大型ハッチ 荷卸し方式:底開き式 
 ドイツのハンブルクに本社を置く欧州の貨車レンタル・輸送会社VTG(所有者コードVTGまたはVTGD)所有の穀物・小麦粉等食品輸送用底開き式有蓋ホッパ車である。
 車体は、天板が車体全長に渡って中央に凸状の出っ張りを有していて側板が平面、肩の部分が平面組み合わせによる疑似曲面で、内部にはホッパとなる3つの漏斗状の四角錐台が溶接されている。3つの四角錐台の2つの境目には仕切板が設けられていると推測される。妻板は上部が垂直で、下部は漏斗状の四角錐台の側面となるため斜め内側に傾斜している。車体は台枠と一体構造で、側面下端には側梁下端まで延びる片側5本の縦補強が設けられている。車体の内側に斜めとなった妻面には外側端部が円弧状となっている補強板が設けられている。
 車体上部には車体全長の9割以上に達する複数に分割された細長いハッチが設けられ、ヒンジとなっている片側を軸に開く構造になっていて、全開させて積み荷を積み込む。3つのホッパ底にはそれぞれスライド式と推測されるの底扉が設けられ、側梁下部に見えるハンドルを回転させて開閉させる構造となっている。
  台枠は平台枠でホッパ下部に干渉する枕梁間の中梁はないものと推測される。基礎ブレーキ装置は空気ブレーキで、補助(留置)ブレーキ装置は見当たらない。
37 80 9339 035-9 RIV D-VTG Uagps 撮影:佐藤浩樹 2018.8.18 Ljubljana(スロベニア)
37 80 9339 037-5 RIV D-VTGD Uagps 撮影:佐藤浩樹 2015.5.21 Porz(Rhein)(ドイツ)
国-所有者 ドイツ VTG(VTGD)   ■相互運用性 37 ■形式番号 9339 撮影済番号035…037(2輌)
タイプE2 94m3-15.39m-3hopper
S(100km/h)荷重43.5t(A 軸重16t)~59.5t(C 軸重20t)
自重20.47t 容積94.0m3 全長15.39m BC間距離10.35m
走り装置:Y25形(両抱式)UIC貨車標準台車(車輪径920mm)
ホッパ数:3 底扉:3 積込口:大型ハッチ 荷卸し方式:底開き式
ドイツのハンブルクに本社を置く欧州の貨車レンタル・輸送会社VTG(所有者コードVTGまたはVTGD)所有の穀物・小麦粉等食品輸送用底開き式有蓋ホッパ車である。
 車体は、天板が車体全長に渡って中央に凸状の出っ張りを有して左右が平板、側板は緩やかな円筒状、内部にはホッパとなる3つの漏斗状の四角錐台が溶接されている。3つの四角錐台の2つの境目には仕切板が設けられていると推測される。妻板は上部が垂直で、下部は漏斗状の四角錐台の側面となるため斜め内側に傾斜している。緩やかな円筒状の側板は側梁上面に溶接され、車体と台枠は一体構造となっている。側板の前後端は円弧状の形状となり、内部には補強が設けられている。
  車体上部には車体全長の9割以上に達する複数に分割された細長いハッチが設けられ、ヒンジとなっている片側を軸に開く構造になっていいて、全開させて積み荷を積み込む。
  3つのホッパにはそれぞれ底扉が設けられ、側梁に設けられたハンドルを操作して開閉させる構造となっている。
  台枠は平台枠であるが中梁は底扉と緩衝するため枕梁間を無くしていると推測され、車体と台枠が一体構造となり垂直荷重および連結方向の力を負担していると考えられる。基礎ブレーキ装置は空気ブレーキで、補助(留置)ブレーキ装置は設けられていない。
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