Uapps ドイツ | |
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U 特殊貨車 a 4軸[2軸ボギー] pp 軌間内 低位置重力落下荷卸 (荷卸し途中停止可能) s 積車最高速度100Km/h |
■Uapps 軌間内に低位置から重力落下により荷卸し(途中停止可能)を行う機能を有する2軸ボギー特殊貨車(有蓋ホッパ車)である。 形式番号(Technical characteristics )の上3桁は写真から判断すると933,934が割り当てられている。ドイツのUapps形の形式番号は9338,9341が確認されている。 ★d,dd,l,ll,o,oo,p,ppの相違 . 放出高さ d,l,o,p(top:高位置):レール面上0.7m以上の高さから放出およびベルトコンベア利用 dd,ll,oo,pp(bottom:低位置):レール面上0.7m未満の高さから放出(荷卸) 放出方式 l,ll,o,oo(bulK:全):放出を途中で止めることができない d,dd,p,pp(Controlled:制御):放出を途中で止めることが可能 2023.3.21作成 |
底開き式有蓋ホッパ車 |
VTGD所有車 |
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37 80 9338 200-0 RIV D-VTGD Uapps | 撮影:佐藤浩樹 2019.8.14 Kelenföld(ハンガリー) |
■国-所有者 ドイツ VTGD ■相互運用性 37 | ■形式番号 9338 撮影済番号200(1輌) |
タイプD2 容積不明-全長不明-4hopper S(100km/h)荷重44t(A 軸重16t)~60t(C 軸重20t) 自重19t 容積不明 全長不明 BC間距離不明 走り装置:Y25形(片押し式)UIC貨車標準台車(車輪径920mm) ホッパ数:4 底扉:4 積込口:大型ハッチ 荷卸し方式:底開き式 ドイツのハンブルクに本社を置く欧州の貨車レンタル・輸送会社VTGD(所有者コードVTGD)所有の底開き式有蓋ホッパ車である。 車体は、天板が緩やかな円弧面で側板が平面、肩の部分が平面組み合わせによる疑似曲面で、内部にはホッパとなる3つの漏斗状の四角錐台が溶接されている。3つの四角錐台の2つの境目には仕切板が設けられていると推測される。妻板は上部が垂直と内側に折れた2面構成で、下部は漏斗状の四角錐台の側面となるため斜め内側に傾斜している。車体は台枠と一体構造である。車体前後の斜め部分には三角形状の補強板が、その上方には妻面幅の三角形断面の補強が設けられている。 車体上部には車体全長の9割以上に達する複数に分割された細長いハッチが設けられ、ヒンジとなっている片側を軸に開く構造になっていいて、全開させて積み荷を積み込む。4つのホッパ底にはそれぞれスライド式と推測されるの底扉が設けられ、側梁下部に見えるハンドルを回転させて開閉させる構造となっている。 台枠は平台枠でホッパ下部に干渉する枕梁間の中梁はないものと推測される。基礎ブレーキ装置は空気ブレーキで、補助(留置)ブレーキ装置は見当たらない。 |
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37 80 9341 038-9 RIV D-VTGD Uapps | 撮影:佐藤浩樹 2015.5.22 Gremberg操車場(ドイツ) |
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37 80 9341 164-3 RIV D-VTGD Uapps | 撮影:佐藤浩樹 2019.8.14 Kelenföld(ハンガリー) |
■国-所有者 ドイツ VTG(VTGD) ■相互運用性 37 | ■形式番号 9341 撮影済番号034…164(4輌) |
タイプB1 94m3-14.84m-3hopper S(100km/h)荷重44.0t(A 軸重16t)~60.0t(C 軸重20t) 自重20t 容積94.0m3 全長14.84m BC間距離9.80m 走り装置:Y25形(両抱式)UIC貨車標準台車(車輪径920mm) ホッパ数:3 底扉:3 積込口:大型ハッチ 荷卸し方式:底開き式 ドイツのハンブルクに本社を置く欧州の貨車レンタル・輸送会社VTGD(所有者コードVTGD)所有の底開き式有蓋ホッパ車である。 車体は、天板が車体全長に渡って中央に凸状の出っ張りを有していて側板が平面、肩の部分が平面組み合わせによる疑似曲面で、内部にはホッパとなる3つの漏斗状の四角錐台が溶接されている。3つの四角錐台の2つの境目には仕切板が設けられていると推測される。妻板は上部が垂直で、下部は漏斗状の四角錐台の側面となるため斜め内側に傾斜している。車体は台枠と一体構造で、側面下端には側梁下端まで延びる片側5本の縦補強が設けられている。車体の内側に斜めとなった妻面には外側端部が円弧状となっている補強板が設けられている。 車体上部には車体全長の9割以上に達する複数に分割された細長いハッチが設けられ、ヒンジとなっている片側を軸に開く構造になっていて、全開させて積み荷を積み込む。3つのホッパ底にはそれぞれスライド式と推測されるの底扉が設けられ、側梁下部に見えるハンドルを回転させて開閉させる構造となっている。 台枠は平台枠でホッパ下部に干渉する枕梁間の中梁はないものと推測される。基礎ブレーキ装置は空気ブレーキで、補助(留置)ブレーキ装置は見当たらない。 |
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37 80 9341 073-6 RIV D-VTGD Uapps | 撮影:佐藤浩樹 2015.5.22 Gremberg操車場(ドイツ) |
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37 80 9341 079-3 RIV D-VTG Uapps | 撮影:佐藤浩樹 2019.8.14 Kelenföld(ハンガリー) |
■国-所有者 ドイツ VTGD(VTG) ■相互運用性 37 | ■形式番号 9341 撮影済番号073…079(2輌) |
タイプE4ST 93m3-17.34m-4hopper ※本形式はスウィング式ルーフであるため屋根開閉式貨車Tappsとすべき形式 S(100km/h)荷重41.0t(A 軸重16t)~57.0t(C 軸重20t)★★(指定線区120km/h) 自重23.00t 容積90m3 全長17.41m BC間距離12.37m 走り装置:Y25形(両抱式)UIC貨車標準台車(車輪径920mm) ホッパ数:4 底扉:4 開閉式屋根:スウィング式ルーフ 荷卸し方式:底開き式 ドイツのハンブルクに本社を置く欧州の貨車レンタル・輸送会社VTGD(所有者コードVTGD)所有の底開き式有蓋ホッパ車である。 車体断面は屋根と側面を緩やかな円筒状で、内部にはホッパとなる4つの漏斗状の四角錐台が溶接されている。4つの四角錐台の3つの境目には仕切板が設けられていると推測される。妻板は上部が垂直で、下部は漏斗状の四角錐台の側面となるため斜め内側に傾斜している。緩やかな円筒状の側板は側梁上面に溶接され、車体と台枠は一体構造となっている。側板の前後端は円弧状の形状となり、妻面には2つの三角形の補強板が設けられている。 車体上部には車体長さのスウィング式の積込口蓋(開閉式屋根)が設けられ、両妻の開閉式屋根駆動軸とリンク機構により開閉される。積込口蓋の開閉ハンドルが見当たらないが、写真の反対側に設けられていると推測される。 4つのホッパ底には底扉が設けられ、側梁下部に見える丸ハンドルを回転させて開閉させる構造となっている。 台枠は平台枠であるが中梁は底扉と緩衝するため枕梁間を無くしていると推測され、車体と台枠が一体構造となり垂直荷重および連結方向の力を負担していると考えられる。基礎ブレーキ装置は空気ブレーキで、補助(留置)ブレーキ装置は設けられていない。 |
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