■ VD262148 航送用フック掛
昭和37年,今後新製する車両には,航送船での動揺による転覆,又は移動を防ぐため,航送用車両緊締フック掛の取付が義務づけられた。在籍車輌に対しても遡及改造が行われ,一般検査の都度国鉄工場で施行された。
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フック掛けは,下図の形状で,ボギー車の場合,片側4個,1輌分8個を,2・3軸車の場合,片側2個,1輌分4個を側梁に溶接により取り付けている。その位置は,ボギー車の場合,台車の輪軸中心線から台車の外側へそれぞれ100mm離れた位置とし(固定軸距1650mmのTR41Cでは1850mm),2・3軸車の場合は,両端の輪軸の左右に100mm離れた位置(固定軸距3900mmの場合4100mm)とした。
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