吉岡心平のマーク

大型大物車の使用実績

その他


 「大物車のすべて」では変圧器輸送用の大型大物車は、運用効率が芳しくなかったと記した。実態はどうだったのだろうか。
 資料を引っ掻き回したら、昭和44年度一年間の使用実績を調査した表が見つかった。
 他の年度も探して見たが見当たらないので、

どうも汎用シキの製作資料として作成されたもののようだ。
 各社を通して最も需要の高いのは150〜200トンクラスの車両で200トン以上は使用頻度が少ないようだ。三菱だけ走行キロの割りに使用回数が多いのは何故だろう?

表1
S44 年度年度大物使用状況
会社名 使用回数 延走行距離(km) 形式番号 使用回数 延使用日数 延走行距離(km)
高岳 10 11457 シキ291 10 93 11457
東芝 15 12142 シキ130 1 13 1559.4
シキ170A1,A2,B 9 58 5495.2
シキ610 5 45 5087.4
日立 16 21196 シキ140A,B 4 48 8518
シキ300A,B 10 87 11126
シキ700 2 12 1552
富士 11 11992.8 シキ160 6 82 9134.8
シキ280B1,B2 4 27 2453.4
シキ600 1 5 404.6
明電舎 14 9444 シキ290A,B,C 0 0 0
シキ370 14 91 9444
三菱 41 14174.2 シキ120A,B,C 20 136 7438
シキ400B1,B2 21 121 6735.6

右カラムの罫線太線がずれているので注意(何でこうなったのかしら?)


【その他資料館36】070430作成R4A。