吉岡心平のマーク

ホキ2500形2600

JR貨車


 今回はホキ2500形のうち、昭和43年後半から昭和44年度に製作された後期形を取り上げる。

 ホキ2500形の後期形とは2590〜2671の82両である。なお本形式は、全車日車製であった。

 本形式の初期形は、昭和42年度製の40両で、久々に登場した新設計の国鉄無蓋ホッパ車であったため、新機軸を数多く採用した。この使用実績を改良して製作されたのが中期形で、昭和43

年にホキ2540〜2589の50両が増備された。中期形は、初期形で問題のあった点を改善し、外観的には側扉の「叩き板」が廃止された程度に思えるが、実際には変更点は極めて多い。
 ここで紹介する後期形は、車体は中期形と同一だが、ブレーキ装置を改良した点が異なる。このため空気溜のサイズでしか見分けがつかない。

 写真の車両は飛散防止カバーを持つ名古屋形で、後にホキ9500形に改造された。


【JR貨車046】070115作成R4。

ホキ2500形2600の写真

【写真3046】 ホキ2500形2600 平成元年11月18日 東港駅にて P:吉岡心平