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コキ50000形258035

JR貨車


 前回紹介したコキ50000形58000番台はコキフ50000形51000番台の車掌室を撤去した車両だが、これと同様の改造工事をコキフ251000番台に適用したのが、今回取り上げたコキ258000番台である。

 コキ258035は昭和63年にコキフ50000形251145を改造した車両であった。

 荷重は28トン・最高運転速度は100km/hで、積載可能コンテナは20フィート2個ないし12フィート4個である。

 改造点はコキ58000番台とまったく同様で、コキフの車掌室を撤去し、その部分に12・20フィート用緊締装置を追加した。車端部の手摺は本来は不要の筈だが、一般車との識別に便利だったためか撤去されていない。58000番台に実施された両端の20フィート用緊締装置の黄緑色の塗り分けは、元がエメラルドグリーン塗装だったため適用されていない。

 コキ58000形と同様にTR203台車が弱点となり、平成4年度〜6年度にかけて全車廃車となり番台消滅している。


【JR貨車028】051222作成R4。


コキ50000形258035の写真

【写真3028】 コキ50000形258035 平成元年2月8日 名古屋貨物ターミナル駅にて P:吉岡心平