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ホキ1000JRF形30 |
私有貨車 |
形式 |
▲ホキ34200形 |
番号 |
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ページ |
●積荷 |
■入口 |
ホキ1000JRF形は、往路と復路で異なる積荷を積載する「異種積荷兼用」ホッパ車として、初めて実用化された形式で、石炭火力発電所からセメント工場へフライアッシュを、工場から発電所へ炭酸カルシウムをそれぞれ輸送する。なおフライアッシュとは石炭灰のことでセメントの原料となり、また炭酸カルシウムは石灰石の微粉末のことで、石炭燃焼時に公害防止のため添加する。 ホキ1000JRF30は本形式の量産ロットの一員として、平成3年4月日車で製作された。 設計比重は0.7・ホッパ容積は50m3である。 |
ホッパは耐候性高張力鋼製で、断面はカマボコ形、長さは上部8,240mm・下部7,400mmであった。異なる積荷に共用するためコンタミ防止に留意した設計となっている。 所有者は小野田セメントKK・常備駅は東藤原であった。その後の合併より社名は秩父小野田、太平洋セメントと変遷したが、一貫して碧南市との間で運用されている。 |
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【写真1852】 ホキ1000JRF形30 平成3年4月14日 碧南市駅にて P:吉岡心平
台車は廃車となったJR貨車からの再用品である。