岩手開発鉄道 ホキ100形

Lot 2 ホキ111,112(2輌)

S35日本海重工 製造

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 昭和35年に111,112の2輌が日本海重工で新製された。同年に開始された石灰石輸送開始にあわせて新製された30トン積ホッパ車13輌中の2輌であり,製造所の日本海重工は国鉄貨車や私有貨車では製造実績のない珍メーカーである。

 外観構造はロット1と同一であり,昭和54年に35トン積への増トン工事が実施されたのも同様である。細部では後天的改造により,111は側板の補強が通常のアングル材ではなくチャンネル材を用いていること,側扉の補強リブがロット1に対して中央部で1本多いことである。この側板の片側に11本ある補強リブの構造が本形式のもっともポピュラーな補強構造である。台車は新製時TR41Cであったが,後に制輪子を鋳鉄からレジンシーに交換している。平成に入り時期は不明であるが,本ロット全車が廃車発生品のTR213Cに履き替えられた。平成20年6月の調査時点では112がさらにTR225に履き替えられていた。

ホキ111

撮影:植松昌 S60/8/14盛

ホキ111

撮影:福田孝行 H20/9/13盛

ホキ112

撮影:植松昌 S60/8/14盛

ホキ112

撮影:福田孝行 H20/9/13盛

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