貨車銘板研究室−022

協三工業

昭和55年 協三工業 福島(無線操縦20t貨車移動機)

[HOMEへ戻る]  [銘板一覧]  [前ページへ]  [次ページへ

2002/8/13 作成

■社名・工場の変遷

昭和15年2月1日 創立 [個]協三工業 福島工場
昭和17年3月30日 設立 (株)協三工業 福島工場
平成5年 移転  

■ 昭和55年 協三工業 福島 写真115

i

 東鷲宮駅構内で発見した無線操縦式の貨車移動機である。昭和55年製で,その製造銘板は貨車の鋳物製楕円銘板よりかなり小さい。

 当時の東鷲宮貨物駅構内には,操車近代化のため各種の簡易貨車移動装置が試験設置されており,その一環としてこの無線操縦貨車移動機も試用されていたようである。この貨車移動機は偶然発見したもので,もともと東鷲宮へは当時残り少なくなっていたワム90000形を撮りに出かけたのである。

 さて,この貨車移動機は総重量20トン,最高速度15km/hで,撮影当時2輌連結で試験中であった。製鉄所では溶鉱炉など危険場所への無線操縦機関車が実用化されている。国鉄としては無線操縦による省力化を目指したようであるが,その後,増備されることなく,試作車で終わってしまった。

写真116 無線操縦20t貨車移動機

昭和57年4月17日 東鷲宮

協三の銘板


銘板-021

昭和43年 協三工業 福島 改造    ヨ5000形14801

銘板-022

昭和55年 協三工業 福島

無線操縦20t貨車移動機

[HOMEへ戻る]  [銘板一覧]  [前ページへ]  [次ページへ