貨車写真館−041

  
2006/5/27 更新

タキ35000形35444

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タキ35000形35444

2000(H12)/12/23 汐見町 

 タキ35000形は国鉄主導で設計し誕生した昭和40年代のガソリン専用標準車で、昭和41〜48年に1108輌が新製された。標準設計車だけあって、大きく外観構造が異なる車輌は無いが、中にはアセトン輸送用に改造された車や、今回紹介する絶縁油など水分を嫌う積荷に改造された車輌がある。

 タキ35444は昭和43年に新潟鉄工所でタキ35440〜35447の8輌ロットとして新製された中の1輌である。所有者は日本石油(株)で汐見町を常備駅とし、名古屋地区で活躍していた。平成10年には、日本石油輸送(株)へ移り、郡山常備となったが、常備駅は便宜上のもので汐見町を住処にしていた。

 写真の吸湿装置に改造された年は不明であるが日本石油(株)時代と思われる。タンク上部の四角い箱が乾燥剤が入った吸湿装置であり、マンホール蓋には雨水滲入防止のためのカバーを設けている。

 ところで、拡大写真の歩み板手前のタンク体に見える6個の取付座跡は何だろう。ここに何かが取り付けていったと思うのだが写真が無い。皆様の中でここに何かが取り付けてある写真をお持ちでしたら、ご連絡頂ければ幸いです。

再会を期待していたが、平成13年に廃車されてしまった。

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