貨車写真館−040 |
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タキ25000形25355 |
タキ25000形25355 |
2001(H13)/12/23 汐見町 |
個人的には、ぬめっとした印象のタキ25000形はあまり好きな形式ではなかった。LPといえば、キセ付きのタサ5400形やタサ5700形だよね。なんて言っているのは、おじさんだけなのかな。とは言っても、ここ10年のLPGタンク車の衰退ぶりには驚くばかりである。
タキ25355はタキ25356,253557と共に昭和57年に日本車輌で新製された。所有者と常備駅は日本石油輸送(株)、南港である。昭和46年に製造開始したタキ25000形の最終製造年は本車登場の昭和57年でタキ35359がラストナンバーとなった。 |
タキ25000形はLPGの標準タンク車として開発されたため、タンク体の構造と寸法は全車共通で、実容積59.1m3、内径2,200mm×長さ15,950mmの鏡板に半楕円体を用いた円筒形であり、高張力鋼HT60を用いることで板厚を胴板13mm、鏡板15mmとした。台枠は、手ブレーキとなったタキ25088以降の標準構造で、台枠長さは16,900mm、BC間距離は13,600mmである。台車はタキ25131以降共通の高圧ガスタンク車標準台車のTR216Bである。
最後まで残った4輌のうち1輌として平成17年度末現在車籍は残っている。 |