貨車写真館−042

  
2006/5/29 更新

タキ35000形35642

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タキ35000形35642

2005(H17)/4/30 仙台港 

 青いタキ35000形はグラマラスなタキ43000形と異なり、スリムな葉巻型タンク体に青が映えて格好が良い。

 タキ35642は35640〜35645の6輌ロットとして昭和44年に川崎重工で新製された。所有者は日本陸運産業(株)、常備駅は静岡であった。昭和50年には日本石油輸送(株)へ移り、本輪西常備に、昭和55年には再度日本陸運産業(株)へ戻り前川を常備駅とした。そして翌56年に日本オイルターミナル(株)へ移り今までの黒一色から、青色のタンクになったのである。

常備駅は盛岡貨物ターミナル(株)で、仙台北港から盛岡貨物ターミナルへの輸送に活躍していた。

 ところで、2005年ゴールデンウイークの始めに友人数名で仙台港を訪れたときには、構内にいるタンク車はタキ35642の1両であった。構内に貨車があふれていた一昔を思うと離世の感と言おうか、日本の車扱い貨物輸送の衰退をまざまざと感じた一日であった。

 本車は今年で車令37年になる。まだ健在なんだろうか?

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