貨車写真館−037

  
2006/5/18更新

タキ15800形15819

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タキ15800形15819

2002(H14)/02/16 千鳥町

 昭和44年に登場したタキ15800形は、昭和46年までの3年間にタキ15818までの19輌が新製された。その後はオイルショックによる日本経済減速の影響を受け、しばらく増備が途絶えていたが、昭和58にタキ15819〜15823の5輌が登場した。全車日本触媒化学工業(株)製造のエチレングリコールを敦賀への輸送用であるが、自社所有ではなく日本石油輸送(株)所有とした。

 本グループは新製ではなく、当時余剰化していたタキ45000形石油類専用車タキを改造したもので、種車の

 タンク体を撤去しステンレス鋼SUS304L製の端部内径1,950mm、中央部内径2,310mm、長さ9,500mmのF3異形胴のタンク体を新製した。台枠は35系の中梁なし構造であるため、側張りに新設した受板が目を引いている。

下回りは種車をそのまま使用したため、長さ1,500mm、BC間距離7,500mmの台枠にTR41DS12台車を履いている。ブレーキ装置は積空自動切替装置付きのKDS203-254×200で、補助(留置)ブレーキは両側である。

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