福田孝行の貨車ホームページ |
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現在は管理職でスタッフをこき使っている(こき使われている?)身であるが,入社から5年目くらいまでは,伊丹にある実験場へ1ヶ月単位の出張が頻繁にあり,安治川口へは毎週のように出撃していた。この期間は,関東在住で有りながら関西地区での撮影が圧倒的に多いという,今から見ると呆れた状態であった。 シキ400形に続く,貨車写真館はシキ550形の登場である。というよりは,シキ550形に積載した変圧器部品の写真で,模型ファンの参考になればとカラー写真を掲載した。撮影場所は三菱電機のある塚口で,工場から駅に引き出され,列車として組成された状態である。 シキ550形は昭和36年〜40年に12輌が新製された50トン積低床式大物車で,老朽化したシキ60形の置り換え用として開発された。当時は老朽化した国鉄大物車の置き換えが行われた時期で,次の新形式が誕生した。
弓形梁からなる車体の構造は,一般構造用圧延鋼材SS41(→SS400)を用いた4本のI形鋼からなる全溶接構造で,低床部の上面高さは700mmと,シキ60形の762mmに比べ62cmも低床化が実現できた。走り装置は,タキ50000形で開発されたTR78形3軸台車が採用された。 黄帯を巻いたロ車ではあるが積車時でも65km/h走行が可能な数少ない大物車であるため人気が高く,現在で7輌が在籍している。 |
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