吉岡心平のマーク

コキ200JRF形5

JR貨車

Lv2


 コキ200形は、私有貨車による化成品輸送をコンテナに誘導するため、総質量24トンの重量コンテナ輸送用として開発された荷重48トンのコンテナ貨車。平成12年の試作車登場以来、平成15年までに1〜137の137両が川崎・日車で製作された。また平成16年度も17両が増備される予定である。

 車体(台枠)は全鋼製で、一言で称すればコキ106形の長さを短縮したような外観である。荷重は前述したように48.0トンとされた。

 積載可能なコンテナは20フィート2個が基本だ

が、40フィート海上コンテナも積載可能である。なお12フィートコンテナ用の緊締装置は装備していない。塗色はコンテナ車で初めて赤となった。

 長さは14,200mm・BC間距離は8,900mmで、ブレーキは電空併用のCLE形と留置用の手ブレーキである。
 台車は新形式であるFT−3で、コキ106形のFT−2の車輪径を810mmに小型化し、軸距を2,100mmに増やしたもの。ブレーキは汎用貨車で初めてユニットブレーキを採用し、コロ軸受も負担荷重増に対応して、従来より強化したものに変更された。


【JR貨車003】050201作成R4、050813番号表データ追加、051009廃車追加。


コキ200JRF形の製造年度別番号表 ■年度別両数変遷

番号 番号 両数 製造年月 製造所 備考
試作 H1206 川崎 私有貨車を購入
H12 2〜23 22 H1302〜H1303 川崎  
24〜44 21 H1212〜H1301 日車  
H13一次 45〜55 11 H1310 川崎  
56〜66 11 H1308 日車  
H13二次 67〜91 25 H1404〜H1406 川崎  
92〜117 26 H1402〜H1403 日車  
H15 118〜127 10 H1510 川崎  
128〜137 10 H1509 日車  
H17一次 138〜141 H1704 川崎  
142〜144 H1704 日車  
H17二次 145〜149 H1704 川崎  
150〜154 H1704 日車  

廃車

No. 番号 廃車 No. 番号 廃車
51 H1503    

コキ200JRF形5の写真

【写真3003】 コキ200JRF形5 平成13年3月18日 神栖駅にて P:吉岡心平

この写真は「ニュース編5」から転載しました。