【国鉄編9】ホキ2222(前期量産)

平成13年6月28日修正 ▲国鉄編8へ ▼国鉄編10へ 国鉄貨車研究所に戻る


 国鉄編の第9回では、前期量産グループであるホキ2206〜2395について取り上げよう。

 前期量産グループとは、以下の190両のことである。

  ホキ2206〜2240 35両 昭和40年度3次債 日車輸送機
  ホキ2241〜2295 55両 〃            川崎富士車ナニワ
  ホキ2296〜2315 20両 昭和41年度本予算 〃
  ホキ2316〜2335 20両 〃            日立
  ホキ2336〜2395 60両 昭和41年度3次債  〃

 このグループの特徴は、登場時は平軸受のTR207台車を使用していた点にある。またこのグループから追加された「運用板」は、昭和40年製のホキ2206〜2295は四隅をネジで止めるタイプだったが、昭和41年に製作されたホキ2296以降は、スロットインタイプとなり、更に積込口のハンドル形状が長円形から上が開いた形のものに変更されている。後年、台車は軸箱をコロ軸受に交換し、TR211に改造された。
 なお、途中から手ブレーキのない側のデッキ手摺が連続したものとなっているが、先天的な変更か、後天的改造かは調査中である。

■昭和53年4月現在の配置

北海道総局 27両
 2209、2211〜2213、2221、2224〜2226、2229、2246、2247、2303、
 2312、2337〜2341、2347〜2349、2351〜2355、2387
仙台局 12両
 2231、2232、2241、2257、2261、2262、2280、2368、2388〜2391
水戸局 1両
 2342
千葉局 26両
 2217、2219、2222、2223、2227、2236、2242〜2245、2256、2281、
 2326〜2329、2343、2356、2358、2375〜2380、2395
東京南局 68両
 2210、2228、2230、2233〜2235、2248〜2255、2258〜2260、2263、
 2264、2268、2271〜2279、2282、2284、2286、2288、2293、2296〜
 2299、2301、2302、2310、2311、2313〜2318、2322、2336、2344、
 2350、2357、2359、2360、2362〜2367、2369〜2372、2374、2381、
 2392
名古屋局 25両
 2220、2239、2240、2265、2269、2285、2287、2289、2292、2300、
 2305〜2309、2319〜2321、2323、2324、2382〜2386
大阪局 2両
 2393、2394
岡山局 2両
 2270、2344
四国局 2両
 2325、2373
広島局 8両
 2266、2267、2330〜2335
門司局 17両 
 2206 2208、2214〜2216、2218、2237、2238、2245、2246、2283、
 2290、2291、2294、2295、2304、2361


平成13年6月27日 作成。

平成13年6月28日 手摺に関する記述を追加しました。

【写真9の1】 ホキ2200形2222 昭和49年6月 村田駅にて

台車がTR207時代の写真。運用板が外されている。

【写真9の2】 ホキ2200形2295 昭和62年11月23日 新興駅にて

【写真9の3】 ホキ2200形2308 昭和59年3月31日 碧南市駅にて

昭和41年製で、運用板と積込口ハンドルが変更された。


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