【国鉄編8】ホキ2201(試作)

平成13年6月26日 ▲国鉄編7へ ▼国鉄編9へ 国鉄貨車研究所に戻る


 国鉄貨車教室第4回(RM215号)ではホキ2200形を取り上げた。
 そこで国鉄編第8回では、試作グループであるホキ2200〜2205について紹介する。

 ホキ2200形の試作グループとは、以下の6両である。

  ホキ2200、2201 昭和40年度試作 川崎
  ホキ2202、2203 〃           三菱
  ホキ2204、2205 〃           日立

 試作車と量産車との相違点を挙げると、側面の側板補強の高さ(RM215号の解説参照)と、運用標記板が無いことなどであった。写真のホキ2203は三菱製で、登場時は遮熱板に亜鉛めっき鋼板を地肌のまま使用したため、銀色の装いが特徴である。さらに遮熱板の板取りが試作車間でも異なる点(ホキ2203は9分割、ホキ2201は8分割)に注目して欲しい。写真撮影時点では、通常通り全身をクリーム4号に塗装されていたが、塗装の剥げた跡が銀色だった事に感動したことを想い出す。

 昭和53年4月現在の配置では、2200、01、04が広島局、2202が名古屋局、2203は千葉局、2205は北海道総局であった。

【写真8の1】 ホキ2200形2201 昭和51年3月4日 東港駅にて

【写真8の2】 ホキ2200形2203 昭和62年9月13日 清水駅にて


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