【国鉄編10】ホキ2440(大型積込口)

平成13年6月28日 ▲国鉄編9へ ▼国鉄編11へ 国鉄貨車研究所に戻る


 第10回では、大型積込口のグループであるホキ2396〜2465について取り上げよう。

 積込口大型グループとは、以下の70両のことである。

  ホキ2396〜2465 70両 昭和42年度本予算 日立

 このグループの特徴は、FRP製の大型積込口(通称デカハッチ)にあるが、実際には台車に初めてコロ軸受のTR211を使用したグループとして記憶される。またこのグループから、ホッパの屋根部にある歩み板の受の数が増加している。

■昭和53年4月現在の配置

北海道総局 8両
 2397、2398、2426、2427、2440、2441、2453、2456
千葉局 26両
 2399〜2407、2410、2421、2423、2428〜2431、2436、2438、2442、
 2446、2447、2449、2450、2454、2457、2460
東京南局 17両
 2408、2409、2412〜2414、2417、2422、2425、2439、2443〜2445、
 2448、2455、2459、2461、2465
名古屋局 10両
 2411、2415、2416、2418〜2420、2424、2437、2451、2452
門司局 7両
 2432〜2435、2457、2462〜2464

 本文で述べたように特定局に集中配置されてはいないが、敢えて言えば千葉局が多かったようだ。資料では、ホキ2458がなく2457が2両あるが、どちらかが2458の表記ミスだったようである(写真10の2参照)。

【写真10の1】 ホキ2200形2440 昭和58年8月11月 西室蘭駅にて

【写真10の2】 ホキ2200形2458 昭和57年7月31日 新苫小牧駅にて

昭和53年の資料では行方不明だった車両デス。


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