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昔のフィルムから 016

1980（S55）.12.13　相模鉄道厚木駅

　鉄道友の会貨車部会の貨車撮影旅行に初めて参加した。厚木駅に午後集合して熱海に一泊、翌日は三島〜岳南鉄道（現：岳南電車）須津駅・岳南藤岡駅・比奈駅・吉原駅と貨車を撮影、そして夕方の沼津駅の撮影で締めという濃い二日間であった。2021年に逝去された吉岡心平氏からはこの旅行を通して貨車形式写真の撮影方法、現車調査方法を教わったのも思い出である。

　スタートの厚木駅は、旅客駅の厚木駅の北側に国鉄（現：JR東日本）相模線に沿って相模鉄道の貨物ヤードが広がっていて相模線との貨車受け渡しの役割を果たしていた。撮影では最初に、ヤード北側の相模鉄道線が東へカーブしている当たりに小野田セメントのストックポイントはありホキ3100形を9輌撮影している。その後相模鉄道の古典貨車を撮影し、最後に逆光ながら国鉄側ヤードにいた米軍厚木基地へ航空燃料を輸送した返空タンク車を撮影した。

　　　2022.1.15 作成

　F-0113　ホキ3100形3155　35トン積セメント専用ホッパ車

　F-0114　ホキ3100形3180　35トン積セメント専用ホッパ車

　F-0115　相模鉄道　ワ120形121　10トン積木造有蓋車　「ワ」の上に描かれた「＋」記号は貫通ブレーキ未装備車（ブレーキシリンダが無い）ことを表す記号。当時でも木造車でさらに貫通ブレーキ未装備車は非常に珍しかった。

　F-0116　相模鉄道　ワ120形122　10トン積木造有蓋車　

　F-0117　相模鉄道　ワフ100形100　10トン積木造有蓋緩急車

　F-0118　相模鉄道　ワフ100形101　10トン積木造有蓋緩急車

　F-0119　相模鉄道　チ210形210　長物車

　F-0120　相模鉄道　トフ400形400　12トン積木造無蓋緩急車　本車は2022年現在も相模鉄道かしわ台車両センター に保存されている

　F-0121　ホキ800形802　30トン積ホッパ車

　F-0122　タキ3000形3105　30トン積ガソリン専用タンク車　所有車：米国陸軍輸送隊

　F-0123　タキ35000形35656　35トン積ガソリン専用タンク車　所有者：日本石油輸送

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