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昔のフィルムから 012

1980(S55).9.21 西宮駅

 西宮駅北側の現在駐輪場になっている場所は、当時貨物取扱所になっていて有蓋車などの貨車が止まっていた。このなかにアルコール専用タンク車が2輌いるのを発見してプラットホームに降り立った。タサ3000形とタキ3500形の2輌で、線路脇のタタキに停まったタンクローリーへ荷役するようである。

   2021.12.22 作成

 F-0096 タサ3000形3034   昭和15年に新製された20トン積アルコール専用タンク車で、新製時の所有者はアルコール輸送で、同社は戦後の昭和22年に内外輸送に改称された。外観構造は、戦中型らしく資材節約のために台枠側梁を省略したもので、本形式の特色である前後2か所に分かれているタンク受板の構造がよく分かる。

 F-0097 タキ3500形3571   昭和36年富士重製の内外輸送所有30トン積アルコール専用タンク車である。昭和30年代の標準的なタンクであるタキ3000形に酷似している。

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