貨車写真館−057

  
2006/8/28 更新

タキ5450形115486

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 タキ5450形115486

1981(S56)/5/1石巻港  

 HP作成用のノートPCが壊れ,やっと修理から帰ってきた。しばらく更新を中断したことをお許し願いたい。

 石巻港撮影シリーズの今回は駅構内にいた保土ヶ谷化学工業(株)のタキ115486である。郡山の同社工場から石巻港駅隣の十條製紙へ製紙漂白用塩素を輸送するために誕生した。

 タキ115486はタキ115484〜115488の5輌ロットの1輌として富士重で新製された。このロットの車籍編入日は年をまたがり昭和54年12月17日〜55年1月21日となっていて,タキ115486はクリスマスイブの12月24日でした。

タンク体はJIS規格未制定の特殊鋼N−TUFー33製で内径1,800mm,長さ8,262mm,胴板厚さ16mm,鏡板厚さ18mmと,当時の本形式標準寸法である。タンク体外周には厚さ75mmのグラスウール製断熱材と薄鋼板製キセを設け,高圧ガス保安法により黄色に塗装されている。台枠はBC間距離5,960mm、長さ9,260mmとこれまた本形式の標準寸法である。台車はTR216Bで,ブレーキ装置はKD203×300,補助(留置)ブレーキ装置は手ブレーキである。

平成11年には関西化成品輸送(株)に,常備駅は安治川口に異動した。平成18年現在,今なお現役である。

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