吉岡心平のマーク

シキ90形のブレーキ装置

その他


 掲示板で「シキ90形のブレーキ装置」についてご質問があった。
 一般的に言って、大物車のブレーキ構造は、他には無いトリッキーなものが多く、趣味的に見ても興味深いものである。

 シキ90形の場合はデュアルシリンダタイプで、前後の台車ごとに個別のシリンダーを装備していた。

このため普通の貨車にあるような前後の台車間を繋ぐブレーキ引棒などは装備していない。
 当然のことながら。ブレーキシリンダは一回り小型で、空気溜・制御弁も前後2組を装備していた。さらにシキ90はブレーキシリンダを台車の真上の台枠内部に装備したので、外観からはシリンダーが判別できない。これはKD180形と言う小型のシリンダ故にで可能となった技と言うべきであろう。


【その他資料館20】041021作成、051009R4A。

シキ90形のブレーキ図面

【図8020】 シキ90形のブレーキ図面