【国鉄編6】トキ21100形21100と仲間達

平成13年5月28日 ▲国鉄編5へ ▼国鉄編7へ 国鉄貨車研究所に戻る


 今回は歴史を一月ほど遡り、トキ21100形と21500形無蓋車を取り上げよう。

 東京南局配属の両形式は、「鋼管号」に使用されていたことで有名である。渡辺一策さんの記事で、ファンに一躍有名になったこの列車は、京浜工業地帯に位置する塩浜操から、高崎線の籠原まで、熱延・冷延コイルを輸送する専用列車であった。

■トキ21100形

 一方ここで紹介する写真は、東海道本線吉原駅で撮影したものだ。車票によれば吉原から塩浜操への返送とあり、どうも塩浜操から吉原に運用されていた様だ。ところで着荷主は何処だったのだろう?

【写真6の1】 トキ21100形21100 昭和49年2月8日 吉原駅にて

■トキ21500形

 詳しい出自はRM213号の国鉄貨車教室をご覧頂くことにして、ここでは写真を紹介するに留める。

 トキ21505は写真6の1と同一編成に入っていた車両で、車体に見える運用経路の標記は「塩浜操−籠原」のものだ。一方、トキ21509は塩浜操で憩う一シーンである。

【写真6の2】 トキ21500形21505 昭和49年2月8日 吉原駅にて

【写真6の3】 トキ21000形21509 昭和51年4月29日 越中島駅にて


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